物損事故とは、車同士の衝突事故や単独事故など、あらゆる交通事故の中でも、人がケガをしたり死亡することなく、「モノ」だけが被害を被る事故のことをいいます。
人の死傷がない物損事故の場合、加害者側の保険会社から支払われる保険金は少なくなる傾向にあり、警察側の手続きは簡易的なものとなります。そのため、軽微なケガや見た目上は分からない痛みを負っただけであれば、交通事故の処理をする警察官や保険会社から物損事故として処理することを提案されることもまれにあるようです。
しかし、人身事故であったはずの交通事故を「物損事故」として処理されてしまうと、被害者側は得られたはずの損害賠償を請求できなくなったり、過失割合で加害者側と争いになったときによりどころとなる証拠が乏しい状態に陥ってしまいます。
そのため、交通事故処理時には、少しでもケガや痛みがあったり、打撲した記憶があるのであれば、病院で診断を受け、人身事故として処理してもらうようにしましょう。
稲坂将成法律事務所では、東大和市・東村山市・所沢市・小平市を中心に、さまざまな交通事故(物損事故・人身事故・死亡事故)に関するご相談を承っております。判例に基づいた示談金の算定や、後遺障害等級認定申請、自賠責保険の被害者請求、加害者の行政処分・罰金や刑罰に関する疑問、示談書の作成などあらゆる交通事故解決手法に精通しておりますので、交通事故でお悩みの際には当事務所までお気軽にご相談ください。
物損事故
稲坂将成法律事務所が提供する基礎知識
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